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2007年5月

2007/05/18

新常磐交通 日野K-RT225AA

[Sound]新常磐交通 日野K-RT225AA

 交通博物館といいながら鉄道ばかり。看板に偽りありなので、申し訳程度に他の乗り物も入れるか、開き直って鉄道博物館と改称するか迷うところではあるが、以前ご紹介したラジオまるこすぎさんの第23回に触発されてバスの音を録ってきた。

 日野自動車の大型バスは、歴代ブルーリボンの愛称がつけられており、今回取り上げるRTもその一つである。
 RT22x/RU22xは、昭和57年に、日野自動車の路線車としては初のスケルトンボディーで登場した。僅かに突き出し手前に傾いた方向幕のスタイルは、後のHT/HU系やブルーリボンシティーにまで引き継がれている(なお、バスの車体はシャシと別メーカーで架装されることが多く、RT/RUでも主に日野車体工業のボディを使用している。正確にはこのスタイルも日野車体のボディがそうである、ということになる)。RTが板バネの懸架、RUがエアサスペンションという区分となっている(これはHT/HUも同様)。xには数字が入り、サイズを表す。
 縦置きエンジンEM100を搭載したことが特徴で、このエンジンは、後に日野路線車の顔役となるM10U型エンジンに発展していくのであるが、従来と異なる縦置きエンジンのEM100を敬遠してRT22x/RU22xを導入しなかったバス会社も多い。そのような会社では、並行生産されていた前系列のモノコックボディ横置きエンジンのRC3x1系列を導入し続け、昭和59年の生産終了後はRC3x1で使用されたER200エンジンを搭載したスケルトン車HT/HU22xを選択していた。
 昭和60年にHT/HU23系がリリースされると、RT/RU22x系は早くも生産中止となった。ラインナップに載っていたのはわずか4年である。
 このような事情もあって、画期的な形式であるにもかかわらず、日野の路線車の中でも今一つ影が薄いが、独特のエンジン音も相まって、趣味的には心惹かれる車輛ではある。

 この録音は、福島県浜通りを営業エリアとする新常磐交通の車輛で、昭和58年製造。同年施行の排気ガス規制ではなく、その一つ前のいわゆるK規制適合車である。運転手氏の曰く、車体は痛みが激しいが、エンジンは好調とのこと。山岳路線ではあるが、苦もなく坂を登っていた。

平成19年5月14日 新常磐交通6系統高野線 鬼ヶ沢~樅の木下 いわき22か・162
Rt225aa

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2007/05/09

小坂製錬 DD130

[Sound]小坂精錬 DD130

 サイトのサブドメインがDMF31SBで、制作者名がDD13であるにもかかわらず、なぜか今まで出てこなかったDD13型ディーゼル機関車。今回は小坂製錬で活躍するDD13の同型機DD130の3重連をお届けする。
 同線は、主に製錬所の副産物の硫酸を輸送している私鉄で、平成6年に旅客営業を廃止して以来、貨物専業の鉄道となっている。盆地の縁にある小坂で硫酸を積んだ列車は、発車してすぐに急勾配を登らなくてはならないため、DD130を3輛連ねて山越えをしている。
 この日の編成は、DD130が3輛にコキ50000が3輛、それに濃硫酸のタキがたくさん(n≧3、ただしnは自然数のとき、こう表記する)。エンジン音を唸らせ、ゆっくりと坂を登ってくる。独特の汽笛の吹鳴も聞きどころ。注意して聴くと、ようやく来た春を歓ぶ鶯の声も。
 なお、この小坂製錬は、非自動閉塞で、通過信号機やタブレットの通過授受など、ここでしか見られない情景が残っているのであるが、それはまた別の機会に。

※ このサウンドは、冒頭の部分の音量が極めて小さくなっておりますが、故障ではありません(何の故障だ?)。遠くで踏切の警報機が鳴っているのがかすかに聞こえるくらいの音量設定にすると後悔せずにお聞きいただけます。

平成19年5月9日 小坂製錬 小坂~茂内 52列車 DD130
Dd13

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2007/05/03

津軽鉄道 DD351+オハフ33+オハ46

[Sound]津軽鉄道 DD351+オハフ33+オハ46


 津軽鉄道津軽中里駅での機回し作業の一齣。先頭から離脱して、客車の向こう側あたりに待機しているところから録りはじめている。エンジンの音だけではなく、鐘の音の踏切、連結器の落ちる音、ブレーキ用の圧縮空気も耳を傾けていただきたい。
 機関車のDD351は、気動車に使われている180PSのDMH17Cエンジンを2台搭載しており、国鉄の機関車でいうと、DMH17Bを2台積んだ入れ替え機DD11にほぼ相当する。出力はかなり小さく、同系列のエンジンを同数積んだキハ52やキハ58と同程度である。DD13(初期型370PS×2、後に500PS×2)がとても強力に感じられてしまう。
 一般的に、昔の客車列車の暖房は、機関車から蒸気か電気の供給してもらい行う。昔はディーゼル機関車がなぜか白煙を吐いているシーンが見られたが、これは暖房用蒸気発生装置のスチームである。なお、当然のことながら、この装置は蒸気機関車には搭載されいない。
 ところが、この機関車は蒸気発生装置がない。そんな場合、昔の国鉄なら暖房車という客車を一輛くっつけて、ほかの客車にスチームを供給していたのだが、そのような車輛はとうの昔になくなってしまった。よしんばあっても非力な機関車がもう一輛牽けるかどうか。かといって、暖房なしで津軽の冬を過ごせるはずもない。
 かくて、列車の中に石炭ストーブを持ち込んで暖をとるという極めて直接的で原始的な解決方法に至るわけで、これがいわゆるストーブ列車である。

平成19年4月29日 津軽鉄道 津軽中里 DD351 12列車
Dd351

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