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2007年10月

2007/10/28

箱根登山鉄道モハ1形

[Sound]箱根登山鉄道モハ1形

 粘着式では日本で最急勾配の路線を有する箱根登山鉄道。箱根湯本を出た直後から延々と80‰が続き、ケーブルカーの如く傾きが体感できるほどである。
 車輛は、昭和25年製造のモハ1形103。モハ1形は旅客用としては現存する唯一の吊掛式駆動の形式である。
 この録音は、宮ノ下から大平台まで下る1駅分であるが、途中に仙人台信号場とスイッチバックの上大平台信号場に停車する。標高差99mをゆっくり下るため、1駅間にして当館最長の8分40秒にもわたる長講一席となった。電気ブレーキの唸りに浸りながら、ゆっくりとお聴きいただきたい。半径30mのカーブにおける車輪の軋みも御注意あれ。

平成19年10月15日 箱根登山鉄道 宮ノ下~大平台 モハ103

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2007/10/01

キハ52型気動車

[Sound]キハ52型気動車

 DMH17系エンジンを搭載した一般型気動車キハ20を2エンジン化した形式である。当初、キハ20などと同じDMH17Cを搭載したが、後にキハ80系列やキハ58系列と同じ横置型のDMH17Hを搭載した100番台が登場した。
 エンジンを2台搭載するため、車長がキハ20より1.3m長い21.3mとなっているのが特徴で、2エンジン両運転台の後継機が現れなかったこともあり、現在でもJRで使用されている。
 録音は、大糸線全通50周年記念で運転されたキハ52型3輛編成で運転された列車の発車時の模様である。小谷太鼓の響き(注:鐘の踏切ではありません)に送られながら、3輛6基のエンジンが目の前を通過していくシーンは、今ではなかなか耳に出来なくなってしまった。
 同線は姫川を遡上する勾配線区であるため、2エンジン型のキハ52が活躍している。機会があれば、懸命に坂を登る走行シーンも収録してお伝えしたい。

平成19年9月30日 西日本旅客鉄道大糸線 南小谷駅 429D キハ52156 キハ52125 キハ52115
Dsc00037

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E531系 その2

[Sound]E531系 その2

 習作。というより、録音ボタンを押して、あとは寝ていた。

東日本旅客鉄道 E531系 水戸線 羽黒~岩瀬 722M

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通票閉塞機

[Sound]通票閉塞機

 最近は「通票閉塞」ではなく「タブレット閉塞」というらしいのであるが、閉塞機を呼ぶときに「タブレット閉塞機」では間が抜けてしまうので、古い名前で勘弁していただきたい(さらに、塞が常用漢字ではないため、お役所的には「閉そく」と言わなければならないのだが、これも勘弁)。
 通常、列車が衝突しないようにコントロールするのには隔距法、つまり複数の列車間にある程度距離を置くという方法をとっている。ただし、実際には「前の列車が300m離れたので次の列車は発車してよし」などということはしておらず、本線上をいくつかのセグメントに分け、同一セグメントに複数の列車を入れないという「閉塞」という擬似的な方法になっている。
 一番原始的な方法として、通票式(俗にスタフ式ともいう)があり、金属製の円盤状または棒状の通行手形(通票/スタフ)を列車の運転士に手交して、これを持っている列車のみが閉塞区間に入れるというものである。通票は1つの閉塞区間につき1つのみ存在し、セグメントの結節点(通常は駅)を過ぎるときに返却することになっている。
 この方式では同一方向に連続して列車を設定できないという欠点があるが、単純であるため、現在でも一部線区の末端で採用されている。
 同一方向連続運転を可能とするため、票券閉塞(先行列車には通票を示した上でそれは手交せずに「通券」という紙の信用手形を渡す方式。ダイヤの乱れに弱い)などがあるが、機械的に制御する方法として通票閉塞式が開発された。機械的な仕掛けで表に出ている通票は常に1つであり、相手側の通票が無効化されていることを確認しなければ取り出せないという機構をもって安全性を確保している。
 着側の駅で通票をトレイに入れて半開状態(所在は確認できるが取り出せない)にしたうえで解錠レバーを引くと、発駅側から通票を取り出すことが出来る。
 末端以外のたいていの駅は、閉塞を構成する隣の駅が2つ存在する。間違いを起こさないよう、ベルの音は2種類用意されている。一つは鐘、もう一つは鉄線を渦巻状に巻いたもので、柱時計の時報のような音がする。
 録音は、因美線の美作河井駅と那岐駅で使用されていたものを、柵原町鉱山博物館に移設したもので、ここでは来館者が自由に操作することが出来る。
 なお、ここでは、両駅にあった閉塞機を並べ、それを繋いでいるため、左の閉塞機で送信キーを引けば右の閉塞機が鳴るようになっている。しかし、実際の駅にあるものは、たとえば美作河井であれば、片方は那岐に、もう片方は美作加茂にある閉塞機に繋がっているため、自駅でキーを引いても音は鳴らない点に注意が必要である。
 比較のために両方を鳴らしてみているが、そのような訳で、実際の運用で同時に鳴る可能性は高くない。

平成19年9月2日 柵原町鉱山博物館
Hey_sock

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