青函連絡船 摩周丸 長声一発
[Sound]青函連絡船 摩周丸 長声一発
【音量注意】このサウンドは、突然汽笛が鳴るので音量に注意しないといけなそうに見えますが、今回は少しレベルが低いので、耳を覆うほどではありません。が、油断してボリュームを上げすぎているとひどい目に遭うかも知れません。
青函トンネルの開通に伴い、昭和63年に終航した青函連絡船。廃止後は各船ともに国内外で余生を送っていたが、今や記念館として保存されている3隻しか残っていない。東京は晴海の船の科学館にある羊蹄丸、青森のベイブリッジのたもとの旧青森2岸に繋留されている八甲田丸、そして今回御紹介する函館港の摩周丸である。
この船は、昭和40年に、津軽丸型第5船として三菱造船所で竣工し、6月30日に就航した。総トン数は約8,300トン(たしか昭和41年だかの法改正で車輛甲板が除外されて5,000トンクラスになったはず)、全長132m、濃い青の船体は、色鮮やかな津軽丸型の中でもひときわ清新な印象を与えていた。主機は1600PSの三井B&Wを8台搭載。
退役後は函館港で博覧会のパビリオンを経て、平成3年からは記念館として公開、改修工事の後、平成15年にリニューアルオープンした。
汽笛は2基設置され、ドとミの3度違いとなっている。現在でも正午と17時に汽笛を吹鳴しており、その圧倒的な音量は、正面にそびえる函館山の山腹で反射してなお衰えずに返ってくる。
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