カテゴリー「鉄道・電車」の記事

2010/06/09

特集Powered by Siemens(3) 広島電鉄5000形 グリーンムーバー

[Sound]広島電鉄5000形 グリーンムーバー

 広島電鉄5000形は、世界各国で活躍するSiemens社製の低床路面電車コンビーノを使用した同社初の全低床車である。その日本離れしたデザインのみならず、台車のある短い車輛に台車のない長い車輛を乗せかけた独特の連接構造や、輸入に際して大型貨物機An-124(あのAn-225ではありません)を使用したことなど、話題の多い形式である。
 なお、制御装置はIGBT素子を使用したインバータのため、残念ながら歌いません。この録音も、宮島線区間ながら、とても静かなものです。

平成21年11月16日 広島電鉄宮島線 東高須~高須 5000形 

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2008/07/16

特集Powered by Siemens(2) 京浜急行2100形 京急ウイング号

[Sound]京浜急行2100形 京急ウイング号

 久方の更新は、Siemens社のインバータを好んで入れている京浜急行から。
 2100形は,最新の特急専用車で,2扉クロスシートの特急仕様の車内はそのままに,E501と同じSIBAS32インバータを搭載し,最高時速120kmで京急線内を飛ばしている。停車時に音階を刻まないところがE501との相違点である。
 平日の夕方以降は,着席快特「京急ウイング」の限定運用に就いているため,通常の快速特急にはなかなか入らない。
 なお,京急ウイング号の号数は,下りのみの設定であるためか,品川発の1番早い列車は1号,次が2号となっており,収録時点では11号まで設定されている。信号に表示される列車種別は,普通が「普」,快速特急が「快」であるのに対し,「w」と異彩を放っている。
 録音は品川発車時のもの。なにぶん,東京周辺では停車駅が少ない列車なので,録音場所はどうしても品川になってしまうが,3番線発車で渡り線で下り本線に入り,その先も八つ山橋手前の急カーブがあるため,発車直後から加速どころか減速しており,得意の脚力を見せつけることはできなかった。

平成20年7月16日 京浜急行本線 品川 ウイング5号
2149

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2008/02/15

特集Powered by Siemens(1) 常磐線E501系 その3

[Sound]常磐線E501系 その3

 ここのところお伝えしているラインナップは、キハだのDDだのばかり。ディーゼル臭が芬々としております。この程よいオイルの匂いは本館が最高傑作である証ではあるのですが、しばらくは目先を変えて、電車の特集を組んでみましょう。題して「特集 Powered by Siemens」。どこかで聞いたことがあるような気もしますが気にしない。先陣は三度目の登場となるE501でお送りします。

 上野口から撤退したE501は、基本編成と付属編成の併結がなくなり、それぞれ単独での運用となった。付属編成はM車のインバータをIGBT方式のものに換装したため、独自のドレミファ音ではなく、E531系と類似の音を発するようになった。その他はほぼ変わらず、主に水戸線で使用されている。号車札もそのままなので、11号車~15号車のインフレ表示となっている。
 一方の基本編成は、(土浦~)水戸~いわきの運用に就いているが、運用が4編成では足りず、E531系付属編成×2と共通運用となっているようである。稀にE531系基本編成が代走ではいることがあり、その際はグリーン車は普通車として開放されている。
 これまで公開したE501の2本のサウンドはいずれも駅録りであったが、今回は車内で録音したものをお届けしたい。東海~大甕は常磐線最長駅間であり、再力行もあって聞き応えのある区間である。

平成20年1月27日 東日本旅客鉄道常磐線 東海~大甕 535M

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2007/10/28

箱根登山鉄道モハ1形

[Sound]箱根登山鉄道モハ1形

 粘着式では日本で最急勾配の路線を有する箱根登山鉄道。箱根湯本を出た直後から延々と80‰が続き、ケーブルカーの如く傾きが体感できるほどである。
 車輛は、昭和25年製造のモハ1形103。モハ1形は旅客用としては現存する唯一の吊掛式駆動の形式である。
 この録音は、宮ノ下から大平台まで下る1駅分であるが、途中に仙人台信号場とスイッチバックの上大平台信号場に停車する。標高差99mをゆっくり下るため、1駅間にして当館最長の8分40秒にもわたる長講一席となった。電気ブレーキの唸りに浸りながら、ゆっくりとお聴きいただきたい。半径30mのカーブにおける車輪の軋みも御注意あれ。

平成19年10月15日 箱根登山鉄道 宮ノ下~大平台 モハ103

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2007/10/01

E531系 その2

[Sound]E531系 その2

 習作。というより、録音ボタンを押して、あとは寝ていた。

東日本旅客鉄道 E531系 水戸線 羽黒~岩瀬 722M

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2007/04/24

銚子電気鉄道 デハ701

[Sound]銚子電気鉄道 デハ701

 濡れ煎餅ですっかり有名になった銚子電鉄。旧型車700形は、近江鉄道の荷物電車がルーツという変わり種。わずか52kw×2のモーターを唸らせて懸命に坂を登る姿は、同じ吊り掛け車ながら、下毛野をぶっとばす東武5050とは別の意味でエキサイティングで、思わず頑張れと声をかけたくなってしまう。

平成19年4月23日 銚子電気鉄道 君ヶ浜~犬吠 デハ701
701

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2007/02/04

常磐線E501系 その2

[Sound]常磐線E501系 その2

 平成19年3月改正より常磐線上野口から撤退が予想されているE501。すなわち、15輛編成での運用がなくなってしまうということでもある。
 編成写真ならぬ編成録音を録るなら、駅録りの一択。今回は、やや残響の乗る橋上駅のひたち野うしくから、上り列車の録音をお送りする。
 入線するとすぐに2,3号車のモーター音が左から右に入ってきて、下降音を鳴らして中央の7,8号車が正面に停車。オクターヴを上りながら発車して、付属編成の12,13号車がピッチを上げ走り去っていくという、3ユニットの豪華な構成。これもまもなく聴き納めとは本当に惜しい。

平成19年1月18日 東日本旅客鉄道常磐線 ひたち野うしく 2460M
E501

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臺灣鐵路 自強號 EMU300

[Sound]臺灣鐵路 自強號 EMU300

 続けて台湾から吊り掛け特急。
 このEMU300型はイタリア製。こちらは3輛ユニット×3の9輛。
 録音は、地下駅の板橋から地上に出るところ。名鉄瀬戸線でいえば、東大手~清水。柱があるところだけ反響音が大きいので、少し聞きにくい。圧縮空気の音は、自動の室内扉が開閉するときのもの。

平成19年1月9日 臺灣鐵路西部幹線 板橋~桃園 1017列車 EMU300
Emu300

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臺灣鐵路 自強號 EMU100

[Sound]臺灣鐵路 自強號 EMU100

 高鐵開業に沸く台湾で、騒ぎをよそに(注:情報不足で開業していることすら知らなかった)在来線特急の自強号の録音を敢行。台湾鉄路の最優等列車に当たるのだが、一部にまだ旧型の電車が残っており、吊り掛けモーターを呻らせながら、最高速度120km/hで走っている。
 このEMU100型は、中華民国67(1978)年の自強号運行開始当時から使用されているイギリス製の車輛。5輛ユニットを2つ繋いで10輛編成で運行している。
 録音は台北近くの地下区間。京成でいえば博物館動物園~京成上野、といったところ。

平成19年1月9日 臺灣鐵路西部幹線 板橋~台北 1002列車 EMU100
Emu100

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2007/01/08

三岐鉄道クモハ607

[Sound]三岐鉄道クモハ607

 三岐鉄道には、三岐線と北勢線の2線があり、近鉄から譲渡を受けた北勢線は、軌間の関係から、今は吊り掛け車しかおらず、録音趣味としておもしろいのであるが、詳細は本館近鉄北勢線の項に譲るとして、今回は三岐線唯一の吊り掛け車輛601系である。
 601系のほかの車輛は、西武鉄道451系を譲受したものだが、この607編成だけは同じく西武でも571系がルーツとなっており異彩を放っていたのだが、今となっては他の編成はおらず、この車輛が601系唯一の生き残りとなっている。非冷房のため、夏季には運転されることが少ないという。

平成19年1月7日 三岐鉄道三岐線 梅戸井~北勢中央公園口 クモハ607
Sangi607

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